「食と農と環境を考える世界学生サミット(ISS)」は、2001年の第1回開催以降、本学または海外協定校を会場として例年対面式で実施してきました。2020年は新型コロナウイルス感染症拡大の影響により開催を見合わせましたが、2021年は9月14日から17日にかけて完全オンラインで開催し、世界24ヶ国・地域26大学を代表する55名の学生がオンラインで熱い議論を展開しました。
今回のテーマは、“Linking Actions, Research and Education in Agriculture Value Chains to Achieve Environmental, Social and Economic Sustainabilities”(持続的な環境、社会、経済の実現のため、農業バリューチェーンにおける学生活動、研究、教育の連携)で、ISS史上初のオンライン開催となった今回は、各国との時差や現地インターネット事情を考慮し、各校代表学生のプレゼンテーションはオンデマンドで事前配信、グループ別のディスカッションを日本時間朝・夕の2時間帯に分けリアルタイムで実施致しました。
本事業のパートナー大学であるソコイネ農大からは5名、ジョモケニヤッタ農工大からは6名の学生が参加しました。
要旨集、プレゼンテーション動画、そしてグループ別ディスカッションの様子は、全て世界学生サミットポータルサイトでご覧いただけます。
また、9月14日(火)に、ISSのオープニングと合わせ「130周年記念シンポジウム」「アジアにおける食・農・環境に関する研究・教育の拠点としての東京農大の展開」(Tokyo NODAI as the Center of Excellence for Research and Education on Food, Agriculture and Environment in Asia)を開催しました。このシンポジウムには、アジア地域の農学発展において本学が果たしてきた役割、そして今後期待される国際展開について、本学教員と本学協定校教員が登壇し議論を行いました。
シンポジウムには26カ国・地域から約200名の参加があり、アジア地域を始めとする世界各国の協定校からも多くの教員及び学生にご参加いただきました。
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